電子工作

新居浜高専PICマイコンを作る

将来的にPICマイコンを使って、気象データの取得や、PICマイコン時計などを作れたら楽しいと思います。
そのためのPICマイコンの基礎を学ぶには、やはり”新居浜高専PICマイコン”が有名でいいでしょう。

今回はこのPICマイコン学習キットを作成します。
次回、PICマイコンVer.3で機能された、プログラミングを体験したいと思います。

特徴

・PICマイコンは16F18857
・あらかじめ17種類のソフトが書き込み済
・7セグメントLED 4桁
・サイコロ表示LED
・赤LED× 4 緑LED× 4
・RGB LED
・圧電スピーカー
・入力SW × 4
・タッチセンサー
・マイク
・ボリューム電圧をAD変換
・Cds で明暗を感知
・シリアル通信によるプログラム学習が可能

このようにいろいろなIOインターフェースソフトウェアが試せるのが特徴的です。

今回の製作に必要な物

・新居浜高専PICマイコン学習キットVer.3 ACアダプター付
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/g117460/


 ACアダプター付かつ基板の足までついているので、組み立てればそのまま使えます。
 くれぐれもお間違いのないようVer.3 をお買い求め下さい。

次回プログラミングに必要な物

・FT234X 超小型USBシリアル変換モジュール
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/g108461/

・ピンヘッダー 1×40 (40P)
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/g100167/

・USBケーブル USB2.0 Aオス-マイクロBオス
 https://akizukidenshi.com/catalog/goods/search.aspx?search=x&keyword=USB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB+USB2.0+A%E3%82%AA%E3%82%B9-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%ADB%E3%82%AA%E3%82%B9&search=search

・【書籍】新居浜高専PICマイコン学習キット Ver.3 完全ガイド
 https://akizukidenshi.com/catalog/g/g118040/


次回プログラミングに必要な物について

 今回、PICマイコン学習キットを買うのでしたら、同時注文する方が送料がかからず良いかと思います。

 次回必要な物は、PICマイコン学習キット<=>PCシリアル通信で接続するために必要なものです。

 ピンヘッダーは、5PINのみ使います。あとは予備でその他の電子工作にお使いください。
 『FT234X 超小型USBシリアル変換モジュール』付属のピンヘッダーは、細いため接触不良の原因となりますので、ピンヘッダー5PINは、代わりにこちらで使用します。

  USBケーブルはマイクロBタイプです。間違わないでください。

事前に学ぶ

 なお、新居浜高専PICマイコン学習キットの詳しい内容やプログラミングについて知りたい場合は、書籍のみ購入し事前に学ぶのもよいかもしれません。

製作

部品取り付け中

 製作において特に難しい部分はありません。
 説明書の通り、部品の高さが低いものから取り付けます。
 極性や向きがある部品(IC、LED、トランジスタ、電解コンデンサ)は、よく確認して取り付けてください。
 抵抗は部品点数が多いので、同じ値のものを連続で基盤に配置し、最後に確認してから半田をつけた方がよいでしょう。
 
 初心者用キットと侮っていましたが、意外と部品点数が多く作るのが大変でした。約2時間以上かかりました。気長に、休み休み、間違えが無いよう作ってみてください。
 最後に、電源を入れる前に部品が正しく取り付けられているか、今一度ご確認ください。

私の失敗事例

・LEDの取り付け向きの間違い
 サイコロを表示するLEDをつけている際、アノード、カソードを途中から間違え逆に付けていました。
 作業中に気づけたので、その場で外して付けなおしました。
 LED部品は多いので、途中で間違えたりします。

・ICソケットの取り付け向きの間違い
 ICソケット(18pin)の向き間違いに、最後の最後で気が付きました。
 でもICを逆に嵌めればOKかな?と。
 しかし実際には逆向きではソケットに嵌らない様にできていました。
 仕方がないので、ICソケットを外して付けなおしました。
 ピン数が多いので半田を外すのがかなり大変でした。

このように、いずれの間違いも半田を外さなければならなくなり、作業がかなり大変になります。
半田を外す際は、LEDなどの半導体部品熱に特に弱いため注意が必要です。
みなさんは、間違えないようにしてください。
(^o^;


基板から部品を外すのに必要な物

・はんだ吸い取り線

・基板ハンダ付け用固定台

動作確認

 このPICマイコン学習キットには、あらかじめ17種類のソフト(プログラム)が書き込まれています。
 これらを利用して、各部品が正常に作動するか確認してください。

00 デジタル時計
01 2進数のカウント
02 Wave
03 電子ピアノ
04 タッチアラーム
05 電子すず虫
06 イリュージョンライト
07 キャンドルライト
08 もぐらたたき
09 ミニテルミン
10 目覚まし鳥
11 電子サイコロ
12 音スイッチ
13 A/Dコンバータ
14 RCサーボコントロール(RCサーボは別売)
15 タイマー
・ シリアルモニタ(モニタプログラムプログラムモード)<=次回試します。
※ 数字はプログラム番号(10進数)を表す。

詳しい使い方は、キット同封のマニュアルか書籍で確認してください。

今回は、新居浜高専PICマイコン学習キットを作ってみました。

デジタル時計 表示中

追記
 初めの画像の基板に『新居浜高専PICマイコン学習キットVer.2』と記載があります。
 この画像は、当方がVer.3 として購入し製作したものです。
 従って、基板はVer.2 表記ですが、PICマイコンのファームウェアーはVer.3となっていることを確認しております。


秋月電子通商
新居浜高等専門学校(【8/31】新居浜高専PICマイコン学習キットがVer.3にアップデートされました。

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