先日、当方所有の気象観測装置 Davis Vantage Pro2 の ISS内 湿度センサーが故障しましたので 、その時の話を書きます。
 ちなみにISSとは、写真のような屋外観測機器の部分を指します。

統合センサーユニット(ISS: Integrated Sensor Suite)
 風速・風向、降雨量、気温、湿度などをまとめて測定する屋外用気象観測センサー

1.故障状況

 コンソール画面を確認すると、湿度のみ異常値を表示していました。
 詳しい状況は、雨上がりの真夏の日中にも関わらず 屋外湿度 ”1%” を表示。
 直前まで雨は長く降っていました。

HUM OUT 1% を示している。


ISS内の温湿度センサーの不良の疑い
 温湿度センサーの故障は「ISSのラジエーションシールド内に虫が入り込んで巣を作ったりして、センサーが故障することがある。」とAORのサイトに書いてありました。

温湿度センサー交換前

 上の写真はISSのラジエーションシールド内部を上から写したものになります。緑色の基板部分裏側にセンサーがあります。
 温湿度センサーを確認しましたが、虫などの汚れはありませんでした。
 前日までの長雨の影響でセンサーに水が入った可能性が考えられます。湿度センサーが乾くまでしばらく放置。その後様子を見ましたが、故障状況変わらず。

動作不良の温湿度センサー



長期使用による性能劣化
 このDavis Vantage Pro2 は 2014年に設置したものです。
 今まで故障はありませんでした。
 通算14年使用していますので、温湿度センサーが性能劣化していたのかもしれません。

2.温湿度センサー交換

  まずは交換してみるしかないのですが、国内販売のAORさんのサイトを確認すると約2万円とかなりお高いお値段。ちなみに、このセンサーの故障は ”あるある” らしく、AORさんは在庫をお持ちでした。
 海外サイトを確認すると少し安い値段ですが、送料や納期を考えるとAORさんに軍配が上がりました。

AORさんから早速届きました。

温湿度センサー交換しました。

不良となった温湿度センサー

3.動作確認 

 

屋外湿度表示は 80% 前後 を示すようになり良好になりました。
 そもそも疑問に思ったのは、この新しいセンサーも含めて異常無く働いているかは、本当の意味では分かりません。新品なので大丈夫のはずですが。
 次回は、この疑問を検証してみたいと思います。
(次回記事:湿度計の校正方法を考える)


AOR Direct 温湿度デジタル・センサー・ボード